電子書籍とは?電子書籍作成が注目される背景から作り方まで詳しく解説

手持ちの冊子を電子書籍として販売したいけれど、作成方法がわからずお困りではありませんか?

この記事では電子書籍とは何かから作り方まで詳しく解説します。

1. 電子書籍・電子ブックとは?

日本電子出版協会では電子書籍を「紙に印刷された本ではなく、画面で読む本や雑誌」と定義づけ、電子本、電子ブック、電書、イーブック、ebookとも呼ばれるとしています。

インターネット上で販売されている電子書籍を購入すると、PC、スマホ、タブレットや、Kindleのような専用読書端末を用いて本を読むことができるのです。

電子書籍を本の販売方法として位置づけると、電子書籍販売サイトで販売する電子書籍以外にも、自社サイトで販売するデジタルブック、書店で販売する紙の書籍といった販売方法が存在します。

電子書籍とデジタルブックは混同されやすく、紙の書籍とも比較されるのでそれぞれの特徴を表にまとめてみました。

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 特徴作成する目的標準化された
フォーマット
メリットデメリット
電子書籍紙媒体で発行されていた本を電子データ化したものAmazon等電子書籍販売サイトでの販売ePub PDF AZW MOBI Topaz .bookWebページのようにリンクの埋め込み、音声、動画使用が可能 文字や画像を自由に拡大・縮小できる 書籍に文字の書き込みと書き込んだ
内容の修正ができる
閲覧するために専用のソフトやデバイスが必要
デジタル
ブック
PCやスマホ、タブレット端末を使用しインターネット上で資料やカタログを閲覧できる公開 社内共有 自社サイトでの販売 営業ツールなしパンフレット、会議資料など使える用途が幅広い 最新情報への修正・更新がしやすい アクセス解析ができる閲覧する端末によって見え方が異なる
紙の書籍紙媒体で発行する本販売自由だがA5、B5、A4といった定型サイズあり電子書籍では扱っていない本も読める 目に優しい インターネットに抵抗のある人でも問題なく目を通せる持ち運びにあまり向かない 一定の収納スペースが必要

3つを比較するとそれぞれに異なる特徴や役割、メリットがあるため、同じ文章をまとめるといっても目的に応じて使い分けるのが望ましいと言えるでしょう。

参考:日本電子出版協会「電子書籍」

電子書籍のフォーマットについて

電子書籍のフォーマットにはどのような種類があるのでしょうか。

表にまとめてみました。

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フォーマットの名称フォーマット
の種類
特徴メリットデメリットよく使用される本
の種類
ePub
(イーパブ)
オープンフォーマット(利用が自由で法的な制約のないフォーマット)国際電子出版フォーラムが策定したフォーマット 日本だけではなく世界的に使用されている 端末の解像度や文字サイズによってテキストやレイアウトが自動で変わるリフロー型と紙の書籍と同じ形で閲覧できるFIX型があるHTMLが廃止にならない限り読めなくなる事はない 動画や音声が入れられる 縦書きに対応している レイアウトを細かく設定できるため意図したデザインで出版できる Amazon Kindleストアや楽天Kobo電子書籍ストアに電子書籍を並べる事ができる 多くの電子書籍リーダーと互換性が高い多言語化がまだ完全ではない 閲覧時に専用アプリやリーダーが必要書籍 教科書
PDF
(ピーディーエフ)
2008年7月に国際標準化機構によってISO 32000-1として標準化されたフォーマットで特許を無償で利用できるAdobe Systems社によって開発された電子文書のためのフォーマット文字情報だけでなく、フォントや文字の大きさ、字飾り、画像、それらのレイアウトなどの情報を保存できる コンピュータの機種や環境によらず、紙の書籍のイメージや文章をほぼ同様の状態で閲覧できる固定レイアウトのため、画面サイズに合わせて拡大・縮小して見る必要がある書籍 雑誌 マンガ 教科書 写真集 絵本 児童書
AZW
MOBI
Topaz
独自フォーマットAmazon電子書籍専用のフォーマットAmazon Kindleで高いシェアがある KindleがWindows/Mac OS Xやスマートフォン(iOS/Android)上で動作する閲覧ソフトを無償配布しているため専用端末以外でも読めるePubやPDFほど広く電子書籍リーダーでサポートされていない書籍
.book独自フォーマットボイジャー社が提唱するフォーマット日本でよく使われている 書籍に特化したフォーマットと言われる書籍以外ではあまり使用されない書籍

電子書籍を作成したい本のジャンルや、本で伝えたい内容に合わせてフォーマットを選ぶとより読者に内容が伝わりやすくなるでしょう。

また実際に使い勝手を見てどのフォーマットにするか判断したいという場合は、日本電子書籍館にePubとPDFの見本があるため、参考にすることをおすすめします。

参考:日本電子書籍館「ご利用案内 電子書籍のファイル形式と見本」

電子書籍の閲覧ソフトについて

電子書籍が閲覧できるソフトの種類には次のようなものがあります。

  • Apple Books
  • Amazon Kindle
  • kinoppiy
  • Adobe Digital Editions
  • BinB reader

電子書籍を作成するなら、自分が使用するフォーマットに対応している閲覧ソフトも一度は使用してみて、使い勝手を確認しておくとより読者に寄り添った形での発信が行えるでしょう。

2. 電子書籍作成が注目される背景

電子書籍作成が注目される背景には、どのようなことがあるのでしょうか。

2022年にインプレス総合研究所では「電子書籍ビジネス調査報告書2022」において、電子書籍の市場規模と今後の予測を次のように発表しました。

電子書籍の市場規模と今後の予測


画像引用元:インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2022」

2020年度と2021年度を比較すると689億円(14.3%)も増加しているため、現在急成長している市場だと言えるでしょう。

一方モバイル(スマホ・タブレット)ユーザーに対して電子書籍の利用率を調査した所、有料の電子書籍利用率は19.8%で、有料での利用率が高い性別・世代は順に男性20代の29.3%、男性30代の26.5%、女性20代の24.1%でした。

電子書籍の利用率(男性)
電子書籍の利用率(女性)


画像引用元:インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2022」

書籍を出版して販売したいターゲット顧客が20代~30代の男女の場合、電子書籍も作成しておくと売上向上が見込めるということです。

これらのことから電子書籍作成は、市場規模や有料での電子書籍利用の拡大を背景に注目を集めているのがわかります。

3. 電子書籍の作り方① 電子書籍作成ソフト・アプリを利用する

電子書籍の作り方として最初に挙げられるのは電子書籍作成ソフト・アプリを利用する方法です。

例えば無料デザインツールとして人気のCanvaでも簡単に電子書籍を作成することができます。

4. 電子書籍の作り方② 電子書籍制作サービスを利用する

電子書籍の作り方として2つめに挙げられるのは電子書籍制作サービスを利用することです。

電子書籍制作サービスとは本の原稿を業者に渡し、書籍化を代行してもらうサービスのことで、株式会社ビーガルでもePub制作代行を承っております。

5. 自社サイトで販売したい場合はデジタルブックがおすすめ

電子書籍販売サイトでの販売ではなく自社サイトでの販売を目的とするなら、デジタルブックを作成するのがおすすめです。

デジタルブックの作り方を2つご紹介します。

デジタルブック作成ツールを使う

デジタルブック作成ツールにはPCにインストールして使用するソフトウェア型のツールと、ブラウザで作成ができるクラウド型のツールがあり、株式会社ビーガルではクラウド型のツールとしてWisebookを提供しています。

WisebookはPDFファイルからHTML形式のデジタルブックを簡単に作成・運用が出来るサービスで、主な機能の作成・編集・公開・解析についてはWebサイトにおいてイメージ画像やデモムービーで解説し、無料トライアルで体験もできるため初心者でもデジタルブック作成にチャレンジしやすいのです。

デジタルブック制作代行サービスを使う

デジタルブック作成代行サービスとはPDFデータを業者に送付するとホームページに掲載するデジタルブックを作成してもらえるサービスのことです。

外注費用がかかり、内容の更新や修正の自由度は下がるものの、時間や手間をかけずに作成できるため、1冊だけ作成したい場合やあまり内容を更新しなくてもよい場合に利用するとメリットが大きいでしょう。

株式会社ビーガルでもeCataというサービスを提供しています。

eCataはデータ入稿完了後最短1週間という短納期が特徴で、納品までは次のような流れです。

  1. お見積りフォーム・電話・メールのいずれかから申し込み
  2. データ入稿チェック
  3. 電子書籍作成・動作確認
  4. 修正・再確認
  5. データ納品

※請求書は納品完了後に送付し、納品月の翌末までに当社指定の銀行の口座に代金を振り込む形となります。

デジタルブックの内容が決まっており、早急に出版したいけれどソフトやアプリを1から学ぶ時間はないという方は、ぜひeCataをご利用ください。

電子ブック制作代行|高品質&低価格、短納期で実績豊富なeCata

6. まとめ

スマホで本を読む人

電子書籍とは紙に印刷された本ではなく、画面で読む本や雑誌のことで、自社のニーズに合わせて電子書籍作成ソフト・アプリや電子書籍制作サービスを利用して作ることができます。

この記事も参考にして、ぜひ目的に合った形で書籍販売を進めてみてください。