紙の資料やカタログをWebで公開する時に、手元にあるPDFファイルをそのまま公開していませんか? その公開方法、ユーザーに敬遠される原因になっているかもしれません。今回は、
を具体的にご紹介していきます。
PDFがWebコンテンツに向かない4つの理由
PDFは、そもそもはページ数の多い資料や印刷前提の文書を見るのに適している形式です。資料や文書に適した形式で、Webにアップロードもできるなら、なぜPDFがWebコンテンツに適さないのでしょうか?
✖1 「ちょっとだけ見る」ができない
ページを文字情報として保存しているHTML5は、1つのコンテンツの中に限らず、複数コンテンツを横断してキーワード検索することができます。そのため、過去のバックナンバーすべての本文の中からキーワード検索できるアーカイブとして活用することができます。
例えば気になるアイテムが新製品カタログに載っているとして、そのアイテムを見たい場合、新製品カタログのPDFを丸ごと1冊分ダウンロードする必要があります。見たいページは1ページだけなのに、ダウンロードの間ひたすら待つのは大変なストレスです。
✖2 ファイルの中でしか検索できない
PDFファイルは、ファイル内で単語を検索することはできますが、他のファイルも横断して検索したり、Web検索に本文をヒットさせることはできません。必要な情報に出会うまでひたすらPDFをダウンロードしてファイル内検索を繰り返すことになるため、ユーザーを疲弊させ、コンテンツへの興味自体が失われる恐れがあります。
✖3 誰が・いつ・どのように見たかが分からない
ページを文字情報として保存しているHTML5は、1つのコンテンツの中に限らず、複数コンテンツを横断してキーワード検索することができます。そのため、過去のバックナンバーすべての本文の中からキーワード検索できるアーカイブとして活用することができます。
公開したPDFを誰が見たのか、どのページが注目されているのかが気になったことはないでしょうか?残念ながらPDFには、そのような解析機能がついていません。カタログの中でよく見られているコンテンツを強化したり、資料をまだ見ていない人にリマインドを送ったりといった、改善を加えていくチャンスが無いのです。
✖4 ダウンロードしやすい
ダウンロードしやすいと聞くとメリットのように感じるかもしれませんが、ここに「更新作業の落とし穴」があります。
1つのファイルに全ての情報が詰まっているということは、その1つをダウンロードしてしまえば容易に持ち去れるということです。広く周知することを目的とした情報であっても、後から差し替えたい部分が出てくることはよくあります。そのような場合にダウンロードされたPDFまでは更新できないため、古い情報がそのまま活用され続けるリスクがあります。